bg_hospital_room
76: 名無しさん@おーぷん 21/01/09(土)21:10:00 ID:C7.sr.L2
終末ホスピスで働いている。
末期癌の男性が入院していていてその男性に幼い娘がいる。彼女はまだ幼いので終末ホスピスがどういうところか理解していなかった。
そんな彼女に同僚の看護師はとんでもない言葉を投げかけた。
「神様はいるよ。祈りが届けば絶対にパパを助けてくれる。」
いやお前、ここ終末ホスピスだろ。どういう人が入ってくるか理解してるだろ。
数週後男性は亡くなられて、娘さんは同僚看護師に泣きながら「嘘つき!」と罵っていた。
これでせめて堪えてくれたらよかったが同僚は態度を改めない。それどころか「祈りが足りなかったんですね。あんなクソガキじゃお父さんも浮かばれないわ。」とゾッとする発言をした。
しかしその後どうしてあんなことを言ったのかと問い詰めたらその返答にはさらにゾッとした。
「私は昔頃末期の小児癌で同じくホスピスにいたんですよ。でも私は死にたくない死にたくないと毎日毎日お祈りした。そうしたら緩和剤も使ってないのに痛みが和らぎ吐き気も消えた。改めて調べたらきれいさっぱり癌細胞が消えていたんですよ。
祈りが届いたの。これって神様のおかげだと思わない?僅かな可能性でも祈るって簡単な方法で届くなら普通そうするでしょ。彼女はお父さんのことそこまで生きてほしいって思わなかったのね。」
彼女は悪意があって祈ろうねと言ったのではなく本心でそう言っていたのだ。
神様とやらがいるのかは分からないが本当に神様がいるのなら彼女を生かした理由はなんなんだろう。

77: 名無しさん@おーぷん 21/01/09(土)21:32:25 ID:PQ.gc.L1
>>76
神様じゃなくて悪魔が生かしたんじゃないかなと思った

78: 名無しさん@おーぷん 21/01/09(土)21:40:39 ID:yd.gc.L5
>>77
それ同じことを考えた

82: 名無しさん@おーぷん 21/01/09(土)23:27:15 ID:c9.ob.L1
>>76
生かしたのは神さまじゃなくて、自己暗示による自己免疫アップとかその辺りなんだろうなあ

88: 名無しさん@おーぷん 21/01/10(日)12:34:36 ID:QM.40.L14
長生きしてもいいから仕事は変えろ


【管理人のコメント】
ホスピスの話を読むと天使の囀りのあの場面を思い出すわ。


天使の囀り (角川ホラー文庫)

Amazon新品価格
¥772から

終末期医療、安楽死・尊厳死に関する総合的研究 (日本比較法研究所研究叢書)

Amazon新品価格
¥6,930から



※引用元https://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1609878086/

このエントリーをはてなブックマークに追加